あいつと最後の恋愛・・・できますか
「玲のその声聞いて・・・安心したわ」

「それと沙織・・・私・・決めた」

「ん?」

「仕事・・・辞めるね・・」

「嘘・・・」

「もう決めたから・・・」

「で?何時辞めるの?」

「年内かな・・・」

「じゃ・・あのプロジェクトは?」

「・・・それより大切なことがあるから・・」

「そう・・玲が決めたことだから私は何も言わないよ」

「うん・・」

「聡は?」

「隣にいるけど・・」

「代って・・」

スマホを渡し代って沙織と話し始めた。

「ああ・・心配かけてごめんな・・わかってる・・おう・・」

そんな言葉が繰り返された。

「沙織・・・本当にありがとうな・・・じゃ・・代わる」

スマホが戻ってきた。

「沙織?」

「もう・・聡のせいで私も泣けてきたわ。ダメね妊婦は・・涙もろいわ・・」

「沙織・・大丈夫?」

「うん大丈夫よ。それより・・・これで玲の恋愛も終わりだね・・」

「そうだね・・・」

「じゃ・・明日会社で元気な姿見せて・・・」

「わかった・・・それじゃ・・」電話を終えた。

「それじゃ・・・今日は一日忙しいぞ。覚悟はいいか?」

「任せて」

二人で起きあがりうーんと伸びをしてベットから出た。
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