あいつと最後の恋愛・・・できますか
定時に帰り、家に帰ると、聡が夕食を作ってくれていた。

「ごめん・・・忙しいのに・・」

「ほとんど作ってないけど・・」

テーブルにはイタリヤレストランか?と思うぐらい沢山料理が

並んでいた。

「先に食べるか?」

「・・・そうする」

そのままテーブルに座り、夕食を食べ始めた頃、聡のスマホが鳴った。

「はい・・健二どうした?は?・・わかった・・来いよ・・」

電話を切って数分後・・・健二が家にやってきた。

「どうしたの?」

「あ・・玲もいたか・・・」

いつになく表情が暗い・・・何かあったに違いない。

「俺さ・・・移動になった」

「は?・・何それ?移動先は?」

「海外・・事業部・・・」

「嘘・・・」

「お前が?」

「ああ・・お前らが辞めるって決まってから・・俺は今の部署の課長になると思ってた。
けどな・・・違った・・課長補佐で海外事業部に移動になった」

「健二・・・ごめん・・」

「ほんと私からも・・ごめん・・」

「いいよ・・まぁやりがいある部署だからな・・あそこは・・・」

「で、沙織は?」

「びっくりしてた・・・」

「だろうね・・」
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