あいつと最後の恋愛・・・できますか
「ごめん・・ちょっと寝る」健二がとうとうリタイアした・・

「もう一つの部屋に布団ひいてるから、それ使えよ」

「サンキューじゃ借りる」と言って部屋へ行った。

3人で飲み続けた・・

「健二大丈夫?」

「最近寝不足みたいだから・・」とポツリと言った。

「何で?」

「遊んできた女の清算だって・・」ため息をつきながら言った。

「沙織一人にするんだ・・。あの遊び人が・・・」

「そうみたい・・」

「セフレ卒業だね」

聡がワインをふきだした。

「セフレ!って沙織がか!」

「そう。最初はそういう関係だったよ・・」

「あいつ・・・」と笑いだした・・

「何?おかしい?」

「いや・・ほんとは健二、沙織のことまじ好きだったからな。はっきり言ってないなあいつ・・・」

「え?さっきはっきり言うって、言ってなかったけ?」

「だから、笑ったんだよ」

「健二っておもしろいね。沙織」

「・・・ばかだね。あいつ・・」ちょっと照れているみたいだった。

「じゃ結婚も早いかもな」

「それは別。まだまだよ」

「できちゃったとかは?」

「絶対ない!」

「作ればいいのに・・」

「あのね。順番おかしいでしょ!玲、あんたも人のこと言えないよ」

「あははは・・・そうでした・・・」

女の痛い所をつかれたような気がした。

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