あいつと最後の恋愛・・・できますか
駅前に着いた。聡をタクシーに乗せて帰ろうとすると、腕を掴まれた。

「一緒に帰ろう・・・」

「はぁ!あんた私と道逆でしょうが!」

「送って帰って・・・」

「ったく・・・タクシー代おごりね」そう言って乗って行った。

タクシーの中で聡は私の肩にもたれ寝てしまった・・・

「どんだけ飲んでんのよ・・ったく・・・」

聡の顔を覗いた・・・何故か泣いてる・・・

(え?聡?あんたどうしたの・・・)

家に着いた。起こしても寝ぼけてる・・・

仕方なく一緒に降りて部屋まで送った・・・

「こら聡、鍵は?」

「ポケット・・・」

スーツのポケットから取り出し鍵を開けた。

とりあえず、玄関に座らせて、靴を脱がせ、リビングまで連れて行った・・

「はぁ~疲れた・・聡・・・あんた風邪ひくよ・・ベットへ行け」

「う~ん・・・行く・・」リビングの床に寝てしまった

仕方なく無理やり引っ張りベットまで連れて行った。

さすがに酔っ払いの男性を引っ張るには力がいる。

肩を貸しベットまで歩いた時、寝かそうとしたら、引っ張られた。

「聡!痛い」

「ごめ~ん・・玲・・」

起き上がろうとして、聡の腕が重くて動けない。

やっと腕をどけた時、聡が馬乗りになって私を押えた。

「何やってんのよ」と聡を睨みつけた

「・・ごめん」私から離れた

「この酔っ払い!倒す相手まちがえるな」と肩を叩いて立ち上がろうとした時、

「やっぱ無理だわ」そう言って私を押し倒した。

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