あいつと最後の恋愛・・・できますか
夜明けがやって来た・・・

さっきのキスからお互いやさしい表情になり、笑ったり、また軽くキスしたりと

まるで付き合って間もないカップルのように楽しく過ごした・・

「そろそろ寝るか?」

「私はここで寝るから、聡は自分のベットへ行って」

「俺がここで寝るから」とお互い譲り合っていたが、

私が聡のベットに寝ることになった。

「じゃ借りるね・・お休み~」

「ああ、いつまででも寝てていいから・・」

長酒もお開きになった。

ベットに横たわった瞬間、聡の香がした・・

タバコといつものいい匂いの香水・・・

何か落ち着く・・

そのまま知らず知らずに眠ってしまった。

聡に包まれているようだった・・・

あまりにも寝心地がよかったせいか、短時間でぐっすり眠れた。

目が覚めてリビングへ行くと、沙織と健二が朝食を作っていた。

「おはよう~早いね」

「今何時?」

「9時」

「え?3時間しか寝てないや・・・聡は?」

「シャワーだよ」

みんな二日酔いもなくすっかりお酒もぬけてスッキリしていた。

「玲も浴びたら?」と聡が戻ってきた。

「じゃ そうする」と言ってシャワーを借りた。

リビングに戻って来た時には朝食がすっかり出来上がっていた。

久しぶりに4人で朝食を食べた。

まるで何処か旅行に来ているようだった。
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