あいつと最後の恋愛・・・できますか
両腕を持たれているので、動けない・・・

「いいかげんに・・・」言い返そうとした時、聡が唇を奪った・・

お酒のせいか、ものすごく甘く、とろけそうになった。

こんなキスするんだ・・・唇が離れた・・

「玲・・好きなんだ」切なそうな顔で私を見た・・

「・・・ごめん帰る」あまりの驚きにその言葉しか出なかった・・

ベットから起き上がり鞄を取って玄関を出て行った・・・

聡は追ってこなかった・・

「聡のばか・・・」唇に余韻が残っているのがわかる・・

なんでそんなこというかな・・友情が壊れてしまう・・

この関係が好きだったのに・・



表通りに出てタクシーを拾って家へ帰った・・

家についても聡とのあの一瞬の出来事が忘れられない・・・



好きなんだ・・・その言葉・・・聞きたくなかった・・・

嘘だって言って・・・お願い・・・



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