あいつと最後の恋愛・・・できますか
電車に乗りながら考えていた。

「玲?どうした」

「あ・・なんでもない」

「明日も会えるのに、別れるのはさみしいな・・・」ポツリと聡が言った。

同じことを思っていた・・・ドキッとしたが、平静を保った。

「明日会えるから・・・」

私も同じ気持ちとは言えなかった・・・言ってしまうと大変なことになりそうで・・・

駅が近くなってきた。

「じゃ 明日ね」

「ああ・・またな」

ホームに着いたので降りた。

ドアがしまる瞬間、聡が降りてしまった。最終電車が発車した・・・

「聡・・・どうするの~?」呆れた声で言ってしまった。

「送って行くよ。タクシーで帰るから大丈夫だよ」

手を繋ぎながら歩いて家まで送ってくれた・・・

マンションの前についた・・・

「玲・・」

「ん?何?」

聡が抱きしめてくれた。その後、そっと唇を落としてきた・・

お酒のせいだろう・・甘くて、熱くて、立っているのも大変だった・・

「家、寄ってく?」

「やめとく・・これ以上玲といたら、俺の理性が吹っ飛ぶ」

「・・・ばか」お互い笑った。

「じゃ 明日な」聡が帰って行った。

家へ入った・・唇がまだ熱い・・・聡の感覚が残っている・・

指でそっと触った・・・

今でこの状態じゃこの先はどうなるんだろう・・・

明日も早いので、お風呂に入って聡にメールを入れた。

じゃ 明日ね。おやすみなさい。

すぐに返事がきた

玲、おやすみ・・・

ベットに入ったらすぐに眠ってしまった・・・
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