あいつと最後の恋愛・・・できますか
「それ、いつの話してるの?」物凄く冷やかな目で言った。

「今もそうだろ・・俺達愛し合っているじゃないか!」

「はぁ!何いってんの?ばかじゃない。聡が信じるわけないでしょ!」

「なぁ玲・・頼む・・帰って来てくれよ・・こんなに待っているのに・・」

頭がおかしくなってる・・もうダメだ・・限界のスイッチが入った。

「聡、ごめんね・・・」

「玲・・どうする気だ?」

「こうするのよ」みんなが見ていたが、課長の頬を思いっきり叩いた。

パンと言う音が響いた・・・その音にその場がシーンとした・・・。

その場をかなりの人数が見ていたのも忘れてしまっている自分がいた

会社だということも考えず、思いっきり上司に向かって言ってしまった・・・

「これぐらいで済んでよかったと思えば?誰の女って?私は聡の女よ!
 もし今度こんなことしたら、ただじゃすまないから。わかった!
 奥さんと話つけようか?・・・奥さんのこと知らないとでも思ってるの?
 私の元後輩よ。わかってる?あなたは浮気した相手よ!」

「玲。待ってくれ・・話がしたいんだ」私の手を掴んできた。

その手を振りはらい、睨んで言ってやった。

「触らないで!名前も呼ばないで!あなたはただの上司。
 もう何でもないの!終わったの!もう何もないから・・」

聡と休憩室を後にした・・・

一瞬で噂が流れた。姉さんの修羅場があったと・・・

姉さんの春はやっぱり本物だった・・その相手が水島さんだったと・・・

午後から仕事がやりにくくなった・・・廊下を歩いても見られてる・・・

とんだ失態をしてしまった・・・

処分決定だわ・・・下手すりゃ解雇だわ・・・

呼び出しは決定だな・・覚悟はしたので、気をしっかり持って仕事をしていた。

聡が私の所へやってきた・・・とうとうきた・・
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