あしたになれば


大きな声で呼ばれる。

「辰巳~!辰巳!!」

はっ、と気付いたら眠っていた。

江島はあきれた声で
「今日の授業終りだぞ」

「あぁ…すいません」


辰巳は、弁当を食べたのは覚えている。


…そうだ、弁当食べ終わった後、あの不快な匂いがして寝たんだった。

教室には、もう不快な匂いがしない事に安心した。

寝ぼけながらだが、ホームルームはちゃんと聞いた。
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