あしたになれば
4
―廃墟は、学校から山道を歩いて、15分程で着く場所にある。
だが、雨のせいで足場はぬかるみ、予定以上に時間がかかる。
制服のズボンは泥で汚れ、靴の中にも泥が入り、気持ちが悪い。
ローファーで来た辰巳は、後悔をした。
(明日にすればよかったな)
辰巳はそう思った、2人も同じ気持ちだった。
「今日じゃなくて良かったな」
そんな事を言われると慎太郎は、すいませんしか言えない。
山道を進む度に、雨は激しくなり傘の必要性もなく、視界も悪くなる。
救いは、廃墟が目に入る所まで来た事だろう。
辰巳達は廃墟が近くだと気付くと、制服が汚れ靴に泥が入る事を忘れ走った。
だが、雨のせいで足場はぬかるみ、予定以上に時間がかかる。
制服のズボンは泥で汚れ、靴の中にも泥が入り、気持ちが悪い。
ローファーで来た辰巳は、後悔をした。
(明日にすればよかったな)
辰巳はそう思った、2人も同じ気持ちだった。
「今日じゃなくて良かったな」
そんな事を言われると慎太郎は、すいませんしか言えない。
山道を進む度に、雨は激しくなり傘の必要性もなく、視界も悪くなる。
救いは、廃墟が目に入る所まで来た事だろう。
辰巳達は廃墟が近くだと気付くと、制服が汚れ靴に泥が入る事を忘れ走った。