あしたになれば
「すいません…」

「まぁ、いい早く進もう、外暗くなるぞ」
懐中電灯を点け進む。
「あっ…ここら辺だと思います」

「そうか、探すぞ」

無言で探していたが、なかなか見つからないと、公平が笑いながら喋りかけてきた。

「そういや、あのラブレター誰が書いてるんだろうな」

辰巳は思い出したくない事を言われ、むっとした。

「いいよ、その話は…」

慎太郎は興味津々だ
「あっ、今日の朝の手紙ですか?」

辰巳は無視したが、公平が答える。
「今日だけじゃないぞ、毎日だよな?」

不機嫌に、あぁ…と答える。
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