あしたになれば

―目に入る家全てが燃えている。

政信は何も考えず見ていた、気づくと火炎瓶をもっている。

(なぜ、こんなものを?俺がやったのか?)


家を燃やした覚えはないのに、罪悪感が生まれる。

横を見ると、少女も家が燃えている所を、見ていることに気付く。


罪悪感が、狂気に変わるのは時間はかからなかった



―――――――――



「ん~…次どうしよう」

メモ帳を一度閉じる、

邦裕の趣味は、小説を書く事だ。

今日は特別に、執筆する時間がある。

シュレッダーの修理の為に、電車で片道5時間の田舎町に行くからだ。

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