あしたになれば
1
傘を傘をさしても、意味のない雨の中を歩く。
「凄い雨だね、邦裕君ちゃんと帰れる?」
「大丈夫だと思うよ。ここの電車ってすぐ止まる?」
「う~ん…、どうだろう。そんな簡単には止まらないと思うよ。」
「そうかぁ、止まらない事を願うしかないね」
何気なく、奈央を見る。雨で体はだいぶ濡れており、服がピタリと体にくっついている。
白のシャツを着ているので、下着が透けて見える。
(おっ!?)
邦裕は顔がニヤけてしまった。奈央にバレない様に、すぐに冷静な顔を装い、会話を続ける。
見てはいけないと分かっているが、気になって体を見る。
4度目のチラ見でバレた。
「あ~!さっきから、ちょっとおかしいと思ったら、邦裕君変態だ!」
バレた事に慌て、挙動不審になる。そんな邦裕を見て、クスクスと奈央は笑う。
「慌て過ぎだから」
邦裕は、恥ずかしそうに
「うん、ごめんなさい」
「別に、邦裕君だったらいいよ」
邦裕は、まだ4時間も会っていないのに、そんな事を言われた事に驚く。
奈央はニコニコしている。
邦裕は意識してしまうが、普通を装う。
「凄い雨だね、邦裕君ちゃんと帰れる?」
「大丈夫だと思うよ。ここの電車ってすぐ止まる?」
「う~ん…、どうだろう。そんな簡単には止まらないと思うよ。」
「そうかぁ、止まらない事を願うしかないね」
何気なく、奈央を見る。雨で体はだいぶ濡れており、服がピタリと体にくっついている。
白のシャツを着ているので、下着が透けて見える。
(おっ!?)
邦裕は顔がニヤけてしまった。奈央にバレない様に、すぐに冷静な顔を装い、会話を続ける。
見てはいけないと分かっているが、気になって体を見る。
4度目のチラ見でバレた。
「あ~!さっきから、ちょっとおかしいと思ったら、邦裕君変態だ!」
バレた事に慌て、挙動不審になる。そんな邦裕を見て、クスクスと奈央は笑う。
「慌て過ぎだから」
邦裕は、恥ずかしそうに
「うん、ごめんなさい」
「別に、邦裕君だったらいいよ」
邦裕は、まだ4時間も会っていないのに、そんな事を言われた事に驚く。
奈央はニコニコしている。
邦裕は意識してしまうが、普通を装う。