あしたになれば
2
辰巳は、何事もなかった様に、下駄箱に手を入れ上履きをとった。
すると手紙が落ちてきた。
―またか…
ここ3ヶ月、毎日差出人の名前がないラブレターがはいっている。
最初はうれしかった、東京では、メールでのやりとりしかしていなかったからだ。
だが、3ヶ月も続くと気味が悪い。
―誰だ?ここまでくると、悲劇のヒロインごっこを、楽しんでいるとしか思えないぞ。
そう思い、手紙は読まずに捨てた。
慎太郎はそれに気づき、辰巳を冷やかす
「やっぱり、都会の人は違いますね」
苦笑をして「田舎者のお前とは違うからな」
慎太郎は羨ましそうに「そうですねぇ…」
辰巳は可哀想に思い
「まぁ、いつかお前もな…」
「ですかね、まぁ、今日授業終わったらお出迎えに伺いやす」
笑みを浮かべながらそそくさと、慎太郎は自分の教室に向かった。
「おい!……ちっ…」
(まぁ、バックレるか)
すると手紙が落ちてきた。
―またか…
ここ3ヶ月、毎日差出人の名前がないラブレターがはいっている。
最初はうれしかった、東京では、メールでのやりとりしかしていなかったからだ。
だが、3ヶ月も続くと気味が悪い。
―誰だ?ここまでくると、悲劇のヒロインごっこを、楽しんでいるとしか思えないぞ。
そう思い、手紙は読まずに捨てた。
慎太郎はそれに気づき、辰巳を冷やかす
「やっぱり、都会の人は違いますね」
苦笑をして「田舎者のお前とは違うからな」
慎太郎は羨ましそうに「そうですねぇ…」
辰巳は可哀想に思い
「まぁ、いつかお前もな…」
「ですかね、まぁ、今日授業終わったらお出迎えに伺いやす」
笑みを浮かべながらそそくさと、慎太郎は自分の教室に向かった。
「おい!……ちっ…」
(まぁ、バックレるか)