あしたになれば
3
休み時間、笑顔で慎太郎が来た。
「辰巳君、今日バックレないでね」
そう言って、何処かに行ってしまった。
―ばれてたか…
苦笑いを浮かべていたら、公平が気付き近づいてきた。
ニヤリと笑い
「どうしたんだよ、後輩にいじめられてるのか?」
辰巳は苦笑しながら
「いじめられてる訳ないだろ!昨日慎太郎が、廃墟に落とし物したから、付いてきてほしいって、頼まれてさ」
「廃墟?山の屋敷か?」
「あぁ…」
大笑いをし
「可哀想に」
「正直めんどくさいんだよ、行くのは構わないけど、慎太郎と2人になると、東京の事聞いてくるだけだからさ、別に慎太郎が嫌いって訳じゃないんだけどね…」
少し間があった
「そうか…じゃあ俺も付いて行くよ!」
公平も行くとなると、行かなくてはならない状態になるから、辰巳は嬉しくなかった。
「辰巳君、今日バックレないでね」
そう言って、何処かに行ってしまった。
―ばれてたか…
苦笑いを浮かべていたら、公平が気付き近づいてきた。
ニヤリと笑い
「どうしたんだよ、後輩にいじめられてるのか?」
辰巳は苦笑しながら
「いじめられてる訳ないだろ!昨日慎太郎が、廃墟に落とし物したから、付いてきてほしいって、頼まれてさ」
「廃墟?山の屋敷か?」
「あぁ…」
大笑いをし
「可哀想に」
「正直めんどくさいんだよ、行くのは構わないけど、慎太郎と2人になると、東京の事聞いてくるだけだからさ、別に慎太郎が嫌いって訳じゃないんだけどね…」
少し間があった
「そうか…じゃあ俺も付いて行くよ!」
公平も行くとなると、行かなくてはならない状態になるから、辰巳は嬉しくなかった。