運命
第一章 高校一年生

春ー出会いー

キーンコーンカーンコーン・・・
学校に授業の終わりのチャイムが鳴った。
「亜依羅ー!起きてー!授業終わったよー!早く帰ろーよー」
「ん・・・授業終わったの?」
「亜依羅が寝てる間に終わりましたー!」
「そーなんだ。帰る準備するからちょっと待ってて。」
田中 亜依羅。高校一年生。普通の高校生って言うよりも回りから見たらヤンキーって思われているらしい。まぁ先生にも目をつけられてるし、へっちゃらだけど。
さっき亜依羅に声をかけてくれた子が、清水 真央。真央とはクラスが一緒で、高校の入学式の時に仲良くなってから一緒にいる。真央も回りから見たらヤンキーって思われているらしい。
真央とは仲良くなって一ヶ月たってないけど、恋愛のことについて話したり、中学時代のこと話したり、先生の悪口をいったり、授業サボったり、お互い何でも話せる。
「ねぇ・・・亜依羅」
「ん?何?」


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