JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】
「惚れ直したの? 俺に? ってことは、俺に惚れてたってこと?」
「そういう意味じゃなくて・・・・・・あの」
私の慌てる様子を見て、くくくと笑った倉坂さんは、起き上がり、後部座席に移動した。
「よいしょっと」
体が近い。
隣に座った倉坂さんは、軽く息を吸ってから言った。
「惚れてんの?俺に」
そして、私を抱き寄せてくれた。
「いいよ。無理すんな。好きなら好きって言えよ」
コクンと頷く私の頭をそっと撫でた後、唇を近付ける。
好きだもん。
自然に口から出ちゃったんだもん。
倉坂さんを知れば知るほど、好きになる。