JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】
近付いたような近づけないような、つかめそうでつかんじゃいけないような。
不思議な人。
つかんだら、消えてしまうんじゃないかって思う。
シャボン玉みたい。
だから、一線を越えられない。
聞けない。
私はあなたの何ですか?
それは、怖くて聞けないよ。
家の前まで送ってくれた倉坂さんは、コーヒーも飲まずに帰って行った。
数え切れないほどのキスをしているのに、まだまだ心の中が見えないよ。
甘いキスの中にあるほろ苦い想い。
伝わってるのかな。