JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】
「相沢先輩、おはようございます」
かわいい後輩の裕美子が私の腕に腕を絡ませた。
腕に当たる巨乳。
購買部から経理部に異動になった裕美子は、私が唯一かわいいと思っている後輩。
巨乳でありながら、男に媚びないところが女子からかわいがられる理由だろう。
「城ノ上さん、今日も素敵ですね」
な~んてかわいく言う裕美子。
実は、裕美子が狙っているのは、この城ノ上さんだったりする。
このあたりの人間関係、恋愛模様がややこしくて、あまり深入りしないようにしている。
真佐と城ノ上さんも時々会っているようだし、裕美子の恋の応援とかしちゃったらまたそれもややこしい。
だから、話は聞くけど、別に応援しているわけではない。
「この旅行で、仲良くなれるかな~」
裕美子は、荷物をバスに積み込む城上さんの背中を見つめながら言った。
「ま、勝手に頑張りなさい」
「もうっ!相沢先輩、いつも冷たいんだからぁ」
この関係が楽だった。
裕美子は、私と倉坂さんのことも詳しくは知らない。