JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】
広い大浴場には、まだ誰も来ていなかった。
「綺麗ですねぇ~!」
裕美子は、恥ずかしがることもなく、サラっと裸になる。
想像していた通りのナイスバディーを横目に見ながら、私は体をタオルで隠しながら浴室へ。
「相沢先輩、今日こそ話してもらいますよ」
白く濁ったお湯の中でも、裕美子の谷間がくっきりと見える。
「何を??」
「わかってるんですからね!相沢先輩のことは全部」
二の腕が当たる。
胸の大きさばかりに目が行ってしまうけど、裕美子はすっぴんでも色気があり、とにかく女性的。
「私の何を知ってるのよ」
私は、窓の外の青い空を見つめながら、倉坂さんのことを想った。
今頃何をしているんだろう。
「好きな人、いるんですよね」
「え、え??」
いきなり裕美子にそんなことを言われて、倉坂さんのことを考えていたことがバレたのかとドキドキした。