JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】
宴会での密会
~宴会での密会~
大広間での宴会が始まる時間。
浴衣の胸元がセクシーな裕美子は、座椅子でうたた寝をしていた。
「ゆみこぉ~」
と耳元で囁いてみる。
このナイスバディがあれば、私ももっと積極的になれるのかな。
「相沢先輩、起きてたんですか」
「もう時間だよ~!今日は飲むよ!!」
「飲んで飲んで、倉坂さんに接近しましょ~!」
胸元がはだけたままの裕美子の帯を引っ張った。
「きゃぁぁ~!」
「あはははは」
時代劇のようにくるくると帯を取り、裕美子は下着姿になる。
「だめですよ~」
「早く行かなきゃ~!」
こういう学生みたいなノリが懐かしくて、なんだかホッとした。
いろんなことを忘れさせてくれた。
もっと早く裕美子に相談していれば良かったと思った。
計算とかじゃなく、ただまっすぐに突き進む恋ってのもいい。