JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】
「失礼します~!」
私は裕美子の隣にぐっと割り込んだ。
気付かずに座ったその場所の前には、倉坂さんがいた。
眉間にしわを寄せた倉坂さん。
裕美子へのセクハラ、きっと良く思ってないはず。
そういう人だもん。
「課長~!私と飲みません?」
私がお酒を注ぐと、課長はニヤニヤしながら私を見た。
「FカップからAカップに変わったのか~」
と大声で・・・・・・
Aじゃないし!!
Cくらいあるもん!
「先輩、それ以上言うと訴えられますよ」
倉坂さんは、冗談っぽくそう言うと、私の持っていたグラスを取った。
「相沢、飲みすぎ」
そう言いながら、私のグラスのビールを飲んでくれた。