JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】
「で、さっきの相沢の行動は、合格だな」
「え?」
「後輩を助けに来たんだろ?」
裕美子がセクハラされてるのが許せなくて、つい体が動いちゃったんだよね。
「でも、あのままだとお前がセクハラされるだろーが、バカ」
「私は大丈夫だよぉ」
「戻って、説教しようと思ったらいないから、トイレかなと思って」
倉坂さんは、首の後ろを触りながら、ちょっと照れた顔をした。
「私のこと、探してくれてたの?」
「別にそういうわけじゃないけど」
浴衣姿の倉坂さんをまじまじと見つめる。
鍛えられた胸が少し見える。
かっこいい。
「何、ニヤけてんだ? 何か、期待してんの?」
「あとで、宴会終わったら少し話せる?ふたりで話したいの」
目が合う。
真剣な顔。