JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】
「何?俺に話?」
顔を近付けた倉坂さん。
少しお酒の匂いがした。
「うん。ずっと話したかったの」
真剣だった倉坂さんが急に笑い出す。
「そんなのいらないだろ?俺のこと好きなんだろ?俺達も部屋でイイことしよーぜ」
「どういうこと?」
「俺のこと好きなんだろ?抱いてやるよ。俺とキスしたいんだろ?」
私の腰に手を回してきた倉坂さん。
違う。
こんなの、倉坂さんじゃない。
「やめて、そんなの違う!!」
「何が違うんだよっ!俺、やり逃げすんのが趣味なんだろ?近付いてエッチして捨てられたいんだろ?俺のこと好きなら、やらせろよ」
さっき、裕美子に注意していた倉坂さんと別人だった。