JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】
「久しぶり過ぎて、ドキドキする。お前とのキスなんてもう慣れてるはずなのに」
ぎゅっと抱きしめたままそんな嬉しいことを言ってくれて・・・・・・
「私もドキドキして、どうしていいかわからない」
「どうしたらいいか、教えてやろうか?」
私は、真剣な表情の倉坂さんを見つめた。
「こうしたらいいんだよ」
手と手が重なる。
指と指が絡まって、密着する。
「余計、ドキドキするよぉ」
「手、繋いでるだけだろ」
「もうだめだぁ、私」
「くく。濡れてんの?」
ニカっと笑った笑顔がかわいすぎて、本当に涙が出ちゃうくらいに嬉しかった。