JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】
顔を
上げてしまった。
目の前に大好きな人の顔がある。
振り注ぐキス・・・・・・
優しいキス。
唇を優しく合わせるだけのキスを何度も何度もしてしまった。
「これで帰れると思う?」
倉坂さんは私の耳元でドSな声を出した。
そして、激しく舌を絡め始めた。
お酒の匂いと、コーヒーの匂いが混ざり合う。
その場で倒れこんでしまうかと思うくらい、体の力が抜けた。
断言できる。
今までしてきたキスの中で一番情熱的で、素敵なキスだと・・・・・・
私をトロトロにさせた後、倉坂さんは爽やかに去っていった。
どうしてくれるんですか?
乾ききっていた私の心がもう潤って潤って、大変なんですけど。
酔った勢い?
ただのキス魔?
どうしてくれるんですか?
私はもう、倉坂さんの虜です。