JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】
「壮志さん、好きだよ」
やっと言えたその勇気を褒めてくれた倉坂さん、いや、壮志さん。
「えらいえらい。でも、壮志って呼んでもいいんだけどな」
「それは、まだ心の準備が・・・・・・」
「はははは。あんだけキスしてんのに、何言ってんだよ」
と笑い合った後。
沈黙になる。
目と目が合い、自然と目を閉じた。
「彼女になってくれますか」
耳元で囁かれたその声は、何度も何度も頭の中で繰り返された。
キスをして、目を開けると、ちょっぴり恥ずかしそうな顔をした壮志さんがいた。