JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】
「好きじゃなきゃ、キスなんてしねーって」
唇で私の舌を挟む壮志さん。
もう暗くなっているとは言え、公園の中。
誰も見ていないってわけでもない。
激しく舌を絡め合い、私は目を閉じた。
今までのキス、全部覚えてる。
どのキスも、ちゃんと愛があった。
だけど、それは私の勝手な思い込みかもしれないって思っていた。
確信はなかった。
でも、今だったらちゃんとわかるよ。
どのキスも、全部全部大事なキスだった。
ちゃんと“好き”って伝えてくれるキスだったってこと。