JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】
「そっか。恋愛って難しいよな。女は恋をすると急に変わったりするだろ。あれが苦手なんだよ、俺は。学生の頃は、俺が原因で女子がケンカしたりってこともあって、そういうの迷惑だし、責任感じるし・・・・・・」
いろいろあったから、うまく流せるようになったのかもしれない。
ゆめちゃんのことだって、壮志さんだからちゃんと解決できたんじゃないかなって思う。
「菜々子は、最初から普通だったんだよ。俺に対して。媚びるようなこともないし、俺と対等に接してくれた」
「そう?あの時、もうドキドキしまくりだったんだけどな」
「ははは。まぁ、惚れさせる自信はあったけどな。なんて」
そう笑った後に、急に真剣な顔になる。
「変われるかもしれないって思ったんだ。お前となら、ちゃんと向き合える恋愛ができるんじゃないかって。信じて、信じられてって関係になれるんじゃないかなって」
そう言うと、壮志さんは私の肩に頭を乗せた。
ドキドキ。