JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】
試練その2
~試練その2~
日差しが肌に突き刺さる季節になってきた。
最新のUVケアクリームを買い、毎晩スチームで肌に水分補給。
真佐と飲んだ日から1週間が経ったが、ジョーさんからは何のアプローチもない。
ホッとしている私と、来るなら早く来いと思う私がいた。
「おはようございます!倉坂さん、来てますよ」
朝のコーヒーをいれていると、裕美子が耳打ちした。
「え?」
「朝からうちの会議室で会議なんですって。お茶出し、先輩がしてくださいね」
「え~!無理無理!当番、裕美子でしょ~!恥ずかしいよぉ」
と言ったものの、会議中の壮志さんの姿を見たいと思ってしまう。
出張が多く、ゆっくり会うこともなく、時々夜に電話がかかってくるくらいだった。
メールも電話も苦手な壮志さんにしては、頑張ってくれている。
「じゃ、頑張ってくださいね」
「うん、ありがと」
私は、冷たく冷えた麦茶を6つ、お盆に乗せ、会議室のドアをノックした。
「失礼します」
目に飛び込んできたのは、壮志さんと、その隣に座る・・・・・・ジョーさんだった。
こうしてみると、イケメンふたりが並ぶと、ものすごい迫力だ。