JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】
大好きだよ、壮志さん。
大丈夫だよね。
誰もが憧れる素敵な人が私を愛してくれた。
この奇跡を、壊さないで。
「好き」
唇を重ねたままそう言うと、その想いを壮志さんは受け止めてくれる。
唇を優しく食べた壮志さんは、腰に回した手で私をぎゅっと抱きしめた。
「ドラマで言えば、俺達の愛を深めてくれる試練なんだよ。だから、楽しもうぜ」
背中を動く壮志さんの指に、体の力が抜ける。
星空の下。
私達は、一歩前に進む決心をした。
どうにかなる。
目をそらさず、向き合おう。