JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】

「城ノ上さんは、俺は裕美子ちゃんに口止めされてるように感じるんだよな」

「それは思う。そんなようなこと言ってたもんね」

私達がいくら想像しても、それは想像の域を超えない。

「裕美子ちゃんが明日から出社するってことは、明日何か進展があるだろうな」

「うん。怖いけど話してみる」

「まぁ、無理すんな!別に頑張って辛い思いすることないから。無理だったら俺んとこ来い」

空になったカップを私の頭の上に乗せて、にっこりと微笑む壮志さんは私の不安を消してくれる。

誰かとうまくいってない状態ってものすごくストレスがかかってきて、疲れる。

早く解決して、落ち着いた日々を送りたいと心から思う。


< 266 / 331 >

この作品をシェア

pagetop