JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】
-ガタタタン!!
「お?動いたな」
何事もなかったかのように、倉坂さんは私から離れた。
「エレベーターが止まってくれたおかげでまた相沢とキスできたな」
にっこりと微笑んだ倉坂さんは、7階でエレベーターから降りた。
私は8階で降りるはずだったのに、最上階の22階まで行ってしまった。
ボタンを押すことさえできず、倉坂さんのキスの余韻に浸っていた。
その日は仕事どころじゃなくて。
頭の中がおかしくなりそうなくらい倉坂さんのことばかりで。
妄想しないようにしていたけど、やっぱり考えてしまう。
キスの先のこと。
あんなに素敵なキスをする男性は、どんなエッチをするんだろう。
と・・・・・・
仕事中なのに、体が熱くなる。