JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】
コクンと頷く私を優しく包む。
溢れる涙が壮志さんのシャツについてしまうんじゃないかと心配で、涙を止めようとしたけどどんどん溢れてくる。
「頑張った、頑張ったよ」
頭を優しく撫でてくれる壮志さんに身も心もゆだねてしまいそうになる。
体の力の抜けた私をガシっと抱き抱えて、ソファに座らせてくれた。
誰もいないことを確認した壮志さんからご褒美のキス。
ほろ苦い涙の味のキスだった。