JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】
あくびを我慢した倉坂さん。
隣の彼女が、倉坂さんの太ももあたりを突っついた。
机で隠れてよく見えないけど、多分太もも。
モテる女子のよくやる技だ。
ニヤリと笑った倉坂さんは、ごめんごめんという感じで彼女の方を見た。
会議中に何イチャついてんだよ!!
その後、彼女は私をまたわざとらしく見た。
明らかに挑発している。
じーっと見てくる。
私の気持ちを知っているんだろうか。
あの子は、倉坂さんの歓迎会に参加していたのかな。
大人数だったから覚えていない。
超強力なライバルが目の前に現れてしまった。
見えないライバルも怖いけど、こうして目の前に現れるともっと怖い。