JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】
「もう会いたくないと思うけど、一度落ち着いたら飲みにでも行って、全部スッキリすればいいけど」
「うん、そうだね。このままじゃいけないって私も思ってる。裕美子とも、ものすごく気まずいもん」
この気まずさに耐えられる自信はない。
ランチの後、戻ってまた隣にいると思うと、憂鬱。
何から話せばいいんだろう。
きっかけがない。
「ほら、まぁ、食べようぜ」
運ばれてきたパスタを見つめ、壮志さんと見つめ合う。
「うわぁ、パスタ美味しい!!」
またまた、美味しいパスタを口に入れると憂鬱が消えていく。
「お前、幸せそうだな」
「うん!幸せ!!」
「愛し合うってこういうことなのかな。俺もなんとなくわかる」
「うんうん!!悩みとかどうでもよくなる瞬間があるっていうのかなぁ。なんだろう、この感じ」