JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】
「俺達は俺達の幸せを見つけような」
「うん!!」
頬を寄せ合い、キラキラ光るみんなの笑顔を見つめた。
「さっきの誓いのキス、もっと長くしたかったな」
「もうっ!あれでも長かったよ」
「そう?」
ニヤリと笑う壮志さんは、白いタキシード姿で私をドキドキさせる。
明日からずっと一緒にいられるんだなぁ、ってしみじみその横顔を見ていると、写真撮影のカメラマンさんに前を向いてくださいと怒られる。
「また、俺に見とれてたんだろ」
「へへ」
「これからも、そのままでいろよ。俺、案外弱いから、お前が支えてくれないと泣いちゃうからな」
知ってるよ。
強そうに見えるけど、優しすぎること。
優しいから、人を信じて裏切られて、そのことで傷付いて。
守ってあげる。
私は、壮志さんがいれば大丈夫だから。
これからは、私が壮志さんを守ってあげるからね。
人気者だから、きっとこれからもいろんなことが起こりそうだもんね。