JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】
私は、一人暮らしのワンルームマンションに戻り、ひとりでチューハイを飲んだ。
考えないようにと思えば思うほど考えてしまう。
キス、するの?
あんなに甘い声で囁くの?
力強く抱きしめるの?
いやだ。
いや。
私にだけ、じゃだめ?
私だけにして欲しいの。
倉坂さん。
お願いだから、ゆめちゃんにキスしないでください。
そんなことを思いながら、私はシャワーも浴びずにソファで眠ってしまった。