JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】
テンションが下がったことを悟られまいと、私は口数が多くなっていた。
「トラブル、大丈夫だったの?大変だったの?」
「ああ、もう解決したけど。若いからって、偉そうに言われるんだよな。もう慣れたけど」
「謝るのも疲れるよね。営業ってストレスたまるね」
「そう。だから、こうして、相沢に癒してもらってんの~」
テンションを下げたり上げたり、この人は本当に厄介な人だ。
「また、黙る~!」
と手を伸ばして私の髪をぐしゃっとした。
こういうことする男性って、たいがい遊び人なんだよね。
わかってんだけどさ。
嬉しいんだよ。
ときめくんだよぉ。
とんでもなくHAPPYになっちゃうんだよぉ~!!