JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】



少し薄暗い路地裏。


気が付くと、唇が塞がれていた。

コーヒーの匂いの残った舌で。


私の舌を探す。


ようやく出会えた舌と舌が嬉しそうに絡み合う。


私達、愛し合うことはできないのかな。


倉坂さんは、私を愛してくれないのかな。


今、同じ気持ちだと思いたい。


こんなにも相性の合うキスができるのに。

私を好きになってくれないの?



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