JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】
ウジウジした自分に変化をもたらしてくれるのではないかと思い、新しいバッグを買うことにした。
バッグ売り場でイチオシバッグを手に取った時だった。
電話が鳴った。
真佐からだ。
「はい」
電話の向こうから聞こえた真佐の声。
ハイテンション。
「ちょっとぉぉぉ!菜々子!」
用件が伝わらない。
「もうっ!早く話したいんだけどさ」
「真佐、落ち着いて。何があったの?どういうこと?」
真佐が、報告会をしたいから今から飲もうと誘ってきた。
きっと、何かあったなと直感した私。
まだ家に帰っていなかったので、真佐と飲むことになった。
しかし、倉坂さんと真佐は早い解散だなぁなんて思いながら。
真佐の報告を聞くのが怖い気がしたけど、早く聞きたい自分もいて複雑だった。
新作バッグを買うのは、またにしよう。