JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】


上司も女の子には優しくて、私はお姫様気分でゴルフを楽しむことができた。

9ホール終えたところで、昼食休憩。

ササッと食べ終え、化粧直しに立ち上がると、席の遠かった倉坂さんも立ち上がった。

私の少し後ろをついてくる倉坂さん。

何?

何?

期待しちゃうんですけどぉ。


「連れション~!」

トイレに入る私を流し目で見つめながら、ニヤリと笑った。

「ついてこないでくださいよ~」

「口紅つけんなよ。どうせ取れるから」

「え?」

「何、本気にしてんの?相沢、エロすぎ~!」


私は、心臓がバクバクして、どうしようもなかった。
トイレに駆け込み、個室の中で深呼吸をした。

もうっ・・・・・・
倉坂さんのばぁか~!

今からキスするのかなって、期待しちゃったじゃん。


< 92 / 331 >

この作品をシェア

pagetop