JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】
「帰りの車まで、我慢できねぇって」
キスの合間に耳元でそう言った倉坂さん。
セクシーすぎる声。
長い舌が、私ののどまで届きそうで。
自然に動く私の舌を全部受け止めてくれる。
「相沢、俺のこと・・・・・・」
倉坂さんは、ゆっくりと首筋に舌を這わす。
もう立っていられない。
「何でもねぇ」
私の腰に手を回し、背中を撫でる。
もう、体が熱くて、もう、もう、ほんとだめだ。
「倉坂さんは、私のこと・・・・・・」
そこまで言って、続きを言えずにキスを求める私。
何か答えてくれると信じて途中で質問を止めたのに、倉坂さんは何も言ってくれなかった。
ただ、愛を感じられるキスをたくさんしてくれて、それだけで満足しちゃってる。
そして、最後に優しく、そっと鼻先に唇をくっつけた。
「こんな体で、ゴルフできんのかな」
「倉坂さん、優勝できそうなのに」
「社長が優勝しなきゃいけないから、後半は俺は適当でいいんだよ」
そう言って、壁に両手をついて、私の唇にゆっくりとキスをくれた。
離れるか離れないかの微妙な唇。
「ふふ」
倉坂さんの息が顔にかかる。