JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】
ゴルフ後半、私はさっきの倉坂さんのキスと言葉を思い出してしまって、成績はボロボロ。
「またOBだな」
「だって・・・・・・」
「変なこと考えてるから、まっすぐ飛ばないんだよ」
と私の背中をばしっと叩く。
私を追い抜いて、背筋を伸ばして、歩く倉坂さんの背中を見つめる。
好きです。
本当に、好きだよ。
こんなにも、人の心の中が知りたいと思うのは初めてなんだ。
倉坂さんに、キスをされるたび・・・・・・どんどん好きになる一方で、どんどん怖くなる。
あなたを好きになりすぎている。
もしも、私がただのキスフレンドだとしたら・・・・・・もう誰にも恋をしない。