妄想days
第一章
「おはよう、明日香」



いつも通りの朝。


2年3組の教室の前で話している私たち。


窓越しから照りつける太陽に負けないぐらい、
まぶしい笑顔を向けてくる杏。



その笑顔に応えるように、私も笑顔で返す。


「おはよう」




こういう天気だと、私の妄想は
有り得ないぐらい広がるんだ。


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