狂愛。






穏やかな時間を過ごしていたのに、






バンッ!!と扉があいた。





そして、入ってきたのは







最後にあった時と変わらず







茶髪をゆるく巻き、タレ目メイク





お姫様みたいに、白色のフリフリの服をきた





沙羅だった。沙羅も私に気付くと






「お姉ちゃん、久しぶり。あたし
ずっと心配してたんだょ?」





と、可愛く顔をコテンと傾けた






だけど、私は本性を知っているため





吐き気がした。私が無視していると





「でも、私の婚約者がいい人か
お姉ちゃんがいちいち確かめてくれる
なんて、ありがとぉ。」





と嫌味ったらしくいってきた。






私はめんどくさいから統夜に






近づこうとしたら、沙羅が私の耳元で






「もぉ、いいよぉ?邪魔だよ。
人殺しさん?」




とキャピキャピいってきた、





私は立っていられず、






膝から崩れ落ちた。
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