犬彼の隣で
『だって那奈が誘ったから』

そう言って ニヤッと微笑んだ良輔の
手が私の背中に回る。

『もう…。』



『じゃあ、やめよっか?』

いとも簡単に彼の手が背中から離れて
しまう。

< 43 / 75 >

この作品をシェア

pagetop