伝えたいこと
青い空
「あ。玲央。何?」
出来るだけ
いつも通りに
返事をした。
「なに、
陰気くさそうに
してんだよ。」
玲央は笑いながら言った
理由なんて
言えるわけ無いじゃん!
「それよりさぁ、
今度映画観にいかね?
お前が
観たがってたやつ。
もちろんふたりで。」
行く!と
言おうとしたとき
花音の
視線を感じた。
「あ……」
「どした?音羽。」
玲央が私の顔を
覗き込んだ。
いつもは
ドキドキと
胸が高鳴る
仕草なのに、
今はすごく辛い。
「ごめん!
あれ、この前友達と
観てきたばっかだから
本当ごめん!
あ…!
でも花音
観たがってたし
花音と行ったら?」
私は嘘をついた。
もちろん
観に行ってなんか無い
そんな予定もない
こんな事
言いたくなかったのに。
不意に
涙が零れそうだった。
私は玲央と
目を合わさずに、
教室を
飛び出していった。
「お、おい!」
玲央は
私を追おうとしたけど、
花音が止めた。
「玲央くん。
私と
映画観に行かない?」
私は
そこまで
聞いてしまった。
後もうちょっと
あそこに
いればよかったな。
「花音。離して。
今から
音羽追いかけなきゃ」
「なんで?」
「俺さ、音羽以外と
映画
観に行く気ないから。」
「なにそれ~。
良いじゃん!」
「これが
音羽だったらなぁ。」
「花音でも良いじゃん!」
「音羽の方が可愛いし!
いい加減放して。」
「玲央くんって…
音羽のこと好きなの?」
「…うん。そうだよ。
俺は音羽が好き。
じゃあもういくから。」
そういって玲央は
どこかに
走っていったそうだ。
気がつくと私は、
屋上に来ていた。
ふと上を見ると、
嫌と言うほど
青い空が広がっていた。
その青い空を
見ると涙が
溢れてきた。
「れおぉ…好きだよ…
うぅ…
だいっ…すきだよ…
ふっ…なんでぇ…?
花音…なんでなの…?」
私は屋上で
静かに泣いた。
出来るだけ
いつも通りに
返事をした。
「なに、
陰気くさそうに
してんだよ。」
玲央は笑いながら言った
理由なんて
言えるわけ無いじゃん!
「それよりさぁ、
今度映画観にいかね?
お前が
観たがってたやつ。
もちろんふたりで。」
行く!と
言おうとしたとき
花音の
視線を感じた。
「あ……」
「どした?音羽。」
玲央が私の顔を
覗き込んだ。
いつもは
ドキドキと
胸が高鳴る
仕草なのに、
今はすごく辛い。
「ごめん!
あれ、この前友達と
観てきたばっかだから
本当ごめん!
あ…!
でも花音
観たがってたし
花音と行ったら?」
私は嘘をついた。
もちろん
観に行ってなんか無い
そんな予定もない
こんな事
言いたくなかったのに。
不意に
涙が零れそうだった。
私は玲央と
目を合わさずに、
教室を
飛び出していった。
「お、おい!」
玲央は
私を追おうとしたけど、
花音が止めた。
「玲央くん。
私と
映画観に行かない?」
私は
そこまで
聞いてしまった。
後もうちょっと
あそこに
いればよかったな。
「花音。離して。
今から
音羽追いかけなきゃ」
「なんで?」
「俺さ、音羽以外と
映画
観に行く気ないから。」
「なにそれ~。
良いじゃん!」
「これが
音羽だったらなぁ。」
「花音でも良いじゃん!」
「音羽の方が可愛いし!
いい加減放して。」
「玲央くんって…
音羽のこと好きなの?」
「…うん。そうだよ。
俺は音羽が好き。
じゃあもういくから。」
そういって玲央は
どこかに
走っていったそうだ。
気がつくと私は、
屋上に来ていた。
ふと上を見ると、
嫌と言うほど
青い空が広がっていた。
その青い空を
見ると涙が
溢れてきた。
「れおぉ…好きだよ…
うぅ…
だいっ…すきだよ…
ふっ…なんでぇ…?
花音…なんでなの…?」
私は屋上で
静かに泣いた。