ブナイレンアイ

「うん。それ私だよ」

テレビや雑誌にも出たことあったけど、でも私は有名になりたい訳じゃなかった。バスケをしたかった。


「マジ?すげー!!本物?」

「でも、もうバスケはできないから…


私はまた流れてきそうな涙を堪えてコウに言った。もう、涙は枯れるほど流したから…だから大丈夫。





「もう、バスケできない足なんだって」







< 10 / 252 >

この作品をシェア

pagetop