ブナイレンアイ

「カナト。ごめんね。ありがとう」


苦しそうなカナト。きっと私のせいで辛いんだ。私の為に辛いんだ。


「でもね、大好きなんだよ?今もまだ…」







「痛てぇ…」


カナトの声は、掠れるほど小さくて、誰にも、聞こえることは無かった。
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